前はなんでもかんでもバカ正直に耳に入れてはへこんでいたものだけど、
最近は誰かに何か批判的なことを言われると必ずこの言葉がよぎります。
「あんたはん あたしの人生 責任とってくれんのか」
くれないなら無責任なこと言わんといて。
と、なぜか関西弁が出てくるのです。
だって本当にそうなんです、
他人の意見を謙虚に聞くのもとっても大事なことだけど、
最優先しなければいけないのは何をおいても自分の心。
この大事な心を壊すものは、一見どんなに正しそうな意見であっても、実は有益なものじゃありません。
かといって、批判をぜんぶ無視するのも裸の王様になっちゃうのでアレだけど、
少なくとも、耳に入れる必要のない批判は以下の通り。
・代案なき批判(論外です)
・こちらを貶めたり、利用したりすることを目的とした批判(貴重な時間はどうか自分の成長のために使ってください)
・先方の気分や傷、ないしは病状による批判(お大事に)
・身に覚えのない批判(嘘はいけません)
これらは明らかに聞く価値がないし、とりあうだけ時間のムダなのですが、
実はこういうのって特定の誰かとかいうんじゃなく、一種の「エネルギー」のようです。
つまり、かたちや人を変えて何度も、寄せては返す波のようにやってくる、マイナスのエネルギー。
だから、それ自体をなくすのはたぶん無理。
必要なのは波をやり過ごす方法を覚えたり、適切な防波堤を築いたりすること。
それに、
本当にこっちのこと思って言ってくれることって、なんとなく伝わりますから、
安心して、精一杯自分の道を進んで吉、だと思います。
〔佐伯紅緒公式ブログ 2013年11月25日〕