わー。 気がついたらもう八月。
お誕生月だというのに、日々地道に仕事してます。
先月は自分の小説の他にもいろんな仕事が入り(ありがたいことです)、お金をいただくのは純粋に嬉しいと同時に、受注仕事というのは自分じゃ絶対書いたり調べたりしないようなことに触れる絶好の機会だったりする。
それは身体にたとえると、ふだん使ってない筋肉をいやおうなしにぎりぎりと鍛えざるを得ず、ふと気がつくと背中の贅肉がビックリするほど落ちてた、みたいな感じ。
ただ仕事三昧がこうじると、家の半径100メートル以内ですべて事が足りてしまうので、それはそれでちょっとばかし心配になってくる。
なんたってジムは家の前にあるし、仕事場は近所のカフェをレンジャーしてるし(Macユーザじゃない人はノマドとか言ってはいけないらしい)、仕事に疲れたら家に帰って猫モフ、家の周りが外食産業激戦区なので、お家ご飯ができないときは家を出て数十メートルも歩けば大抵のものが食べられる。
それで散歩がてらぐるぐる歩いて帰り、テレビでふと夏の風物詩「零戦特集」なんか観てしまうと、それはもう本当にごめんなさいごめんなさいという気分になってくる。
いつの頃からか、生活パターンを「人と会う時期」と「ひきこもる時期」に分けるようになって、それでいくとここ二月ばかりは「ひきこもる時期」なんだけど、お誕生月だし仕事あるけど、八月中はやっぱり人と会おうかなー、なんて昨日あたりから思い始めています。
写真はこないだ新宿で担当さんと打ち合わせをした帰り、時間あったので新大久保の韓流エリアを探索した時に飲んだアイスコーヒー。
韓国の人たちってどうしてあんなに元気ハツラツなんだろう。 前に読んだ西原理恵子先生の漫画で、韓国人女性は「少女時代」がいきなりパーマのおばちゃんになるの、「途中」がないの、というようなことが書いてあったんだけどあれほんとうだろうか。
確かに、新大久保のコスメショップに入ると、店員さん、おばちゃんだろうが少女時代だろうが、いきなり私の手をとって何かヌリヌリしてくれる(これがまた効きそうなカタツムリとか金粉とかで)。
日本じゃこんなこと考えられない。 そういえば数年前、仕事で行った韓国で迎えに来てくれた向こうの偉い人の奥さんが、二日目にいきなり腕を組んできたので飛び上がるほど驚いた。 どうやら私を気に入ってくれたらしいんだけど、黄海ひとつ隔てただけで文化ってこんなに変わるのかと。 よく観察したら親子で手をつないで歩いてるとかフツーなんだよね。
にしても、こないだはあちこちお店まわったおかげで、「BIGBANG」と「超新星」が同じ人達ではない、とわかってよかったです。
〔佐伯紅緒公式ブログ 2013年8月4日〕