ゆうべ、月光浴だぜい、とベランダに寝転がって月の光を浴びたせいか、
とってもしんどい夢を見た。
おもに、10代の頃の、なってなかった頃の自分の夢。
もちろん、今もなってないんだけど、昔はもっとなってなくて(たいていの人はそうだと思う)、
夢の中の10代のわたしは、その頃にやらかしてしまった、「今だったらあり得ない」失敗の数々を再現していた。
そのしんどいこと、恥ずかしいことといったら、自己嫌悪カム着火ファイアー、って感じで、
きっと、閻魔様の前で生前の所業を見せられるってあんな感じなんだろう。
だけど、じゃあ、かりに今の自分がタイムスリップし、あの頃の自分にモノ申せばちゃんとできたのか、といったら、
それはきっとできなかったろうし、モノ申されても聞かなかったと思う。
そもそも今の自分はおそらくあの頃の恥の地層の上に成り立っているので、
そういう意味ではあちこちぶつかってきたのは決して無駄ではなかった(と思いたい)。
しかしつくづく、自分の青春時代が、クリックひとつでその所業が全世界にさらされる時代じゃなくてよかった。
〔佐伯紅緒公式ブログ 2013年9月22日〕