(以下、多少のネタバレ含みます)
ミもフタもない言い方だけど、じゃあ姫はどうすればよかったんだろう、って思う。
出てきたどの男と一緒になっても、彼女の場合、なんらかの問題が生じたんじゃなかろうか。
あの両想いっぽかった幼馴染みと夫婦になってもそれは同じ。
何も考えずに子供をゾロリと5人ばかり産み、でも夜になれば月を見上げてメソメソ泣いてそうな気がする。
かといって、自然とたわむれただキャハハ、で幸せになれたとも思えないし。
式部さんや少納言さんのように文でも書いて名をなせばよかった?
いやいやそんなの、かえって迷いが深まるばかりだったろう。
重要なのは選択肢じゃなく他のなにか。
な気がするんだけど。
その答えが簡単にわかれば人生、世話ない。
それにしても、あの迎えが来る時の「天上の音楽」はほんとうに怖かったです。
〔佐伯紅緒公式ブログ 2013年12月14日〕
本日より公開の映画『NO ONE LIVES』(北村龍平監督・ルーク・エヴァンス主演)を観てきました。
こちらは舞台挨拶の様子。 龍平さんのトークが炸裂してます。
打ち上げ。
美女二人。 麗しの『MISS+』金森編集長、脚本家の嶋田うれ葉さん。
俳優・監督の坂口拓ちゃん、俳優の山中アラタさん、映画監督の中田圭さん。
拓ちゃん、右は会場で和製ルーク・エヴァンスと呼ばれていた俳優の元木行哉さん。
世の中にはときどきこういう、神様が朝一番ではりきって彫刻刀でつくったような顔の人がいてほえーっと思う。
(しかし上の写真と下の写真の拓ちゃんはとても同じ人には見えない。役者ってすごい)
映画の内容は「ただもう見てください」としか言いようのないくらい面白く、字幕もすごく映画のテイストとマッチしていてよかったです。
『NO ONE LIVES』、ヒューマントラストシネマ渋谷で5月10日まで公開中。
http://www.finefilms.co.jp/noonelives/