このブログを書き終えたら、いま通っている歯医者さんに断りの電話を入れようと思っています。
というのは、長いこと歯医者に行ってないので虫歯のチェックをしてもらおう、ついでに歯を白くしてもらおう、と思って軽い気持ちで行ったのに、
院長先生がじきじきに出てきていきなり「歯の矯正」の講義が始まり、
続いて「歯の矯正と健康の関係」についてのビデオを個室で延々見せられ、
いきなり鉄の棒をかまされて万力みたいなので頭をぐいぐい締め付けられたかと思うと、
その状態のままたっぷり30分ほど診察台の上に放置され、
ようやく戻ってきたと思ったら今度はレントゲン室へ連れて行かれ、
頭部レントゲン写真を撮られ石膏で歯の型をとられ、
さらにヘッドギアみたいなのを被せられて顎を右に左に動かされ、
その様子をホログラムに撮って「ほらこんなにずれてるでしょう」と脅され、
「歯の矯正と健康の関係」についての著書や他の人の「治療前・治療後」のデータを山ほど見せられ(ここまで五回通院)、
年とってから健康を害する前に矯正をしておきましょうとクロージングされ、
ついに昨日、「治すべきところ」の治療法が書かれた見積書を渡されたんですが、
その金額が、矯正虫歯ホワイトニング合わせて480万円だったからです。
結局虫歯には手もつけられず、自分の頭蓋骨について短編小説が一本書けるくらい詳しくなっただけ。
診察と検査と相談だけで6万円くらいかかりました。
もういい取材をさせてもらったと割り切るしかないですが、これのモトをとるにはどんな文章を書けばいいのでしょうか。