Yだと思ってたのがXだったり
反対にXかなと思ってたのが案外とYだったり
いや 縁の話なんですが
こればっかりは時間が経ってみないことにはどうにもわからない
ただ言えるのは
なにごとも無理してつなげたりしないほうがいいってこと
キム・ギドク監督の『アリラン』を観た
ドキュメンタリーで どこまでがノンフィクションかはわからないけど
どうやらこの映画 撮れなくなったキム・ギドク監督が
三年間山にこもって自分撮りをしていたという部分は本当らしい
嘆く彼 励ます彼 俯瞰で見る彼 をひとり三役でやってるんだけど
今の私の悩みは 嘆く彼 が嘆いていたこととほとんど同じだった
いやあ ショックだったのなんのって
どうやら 悩みというのは案外普遍的で 世界的な映画監督になっても解決しないものらしい
そういえば 人の営みはほとんどすべて古代中国の人が四字熟語で言い表していると聞いたことがある
となれば 我々がオリジナルだと思い込んでる悩みのほとんどは 既に分析済みというわけで
だから人間 あんまり自分の悩みを特別だと思わないほうがいいのかも知れない
そんなことを気づかされて いやあ すごく癒されたのよ 『アリラン』
しかし いい歌だったなあ 『アリラン』
今度カラオケで歌おうか