今 並行させてやってる小説には自分の奇矯な名前を恥じる女と
平凡すぎる自分の名前を嘆く娘とが出てくるんだけど
参考までに世にいう「キラキラネーム」とやらをちょっと調べてみたら
いやあ もうお気の毒さま
世の中には本当に 自分の娘に「泡姫(ありえる)」なんてつける親がいるんだね
ありえん
この名前をつけたお母さんは愛娘が思春期になった時
クラスの心ない男共からなんとはやされるのか想像はしなかったのか
ちなみに太平洋戦争末期に生まれた男の子には「クニ」の字がつく人が多く
貧乏子だくさんの家庭の末っ子には「留」「末」「吉」などという名前が多い
だから「留夫」などという名前の大企業の社長さんなどに会うと ついねぎらいたくなってしまう
私自身は名前には特に縛られることはなかったけれど
本名の苗字が全国三位に入るくらい平凡なものだったので
昔から変わった苗字の人というのにはものすごく憧れがある
勅使河原さんとか京極さんとかには無条件でハハーッとなってしまうし
伊集院さんなんてもう五体投地だ
だから というわけじゃないんだけど 今ハタと気がついた
元カレのラインナップが みんな変わった苗字ばかりなのだ
思いっ切り縛られとるやんけ 私
ちなみに今までグッとこなかった変わった苗字は「蟋蟀(こおろぎ)」です
〔佐伯紅緒公式ブログ 2013年11月29日〕