春に舞台でご一緒したアーティスト、あやちゃんのライブに行ってきた。

12年間歌い続けてきて、これを最後に活動を休止するという話だったんだけど、昨日を含め、何度かその歌声を聴かせてもらった感想は、

「この人は一生、歌の神様からは逃げられないだろうな」

だった。

人間の細胞に目とか耳とか、それぞれ特化した部分があるように、人にも歌わなければいけない人とか、戦わなければいけない人というのがいる。

そういう人はもう地位とか名誉とか関係なく、ただそれを命ある限りやり続けるしかないのだと思う。

花が誰かに誉められたくて咲くのではないように、
心臓が誰かの評価を求めて動くのではないように。

極端な話、たとえ誰が見てくれなくても誰が聞いてくれなくても、
その才能をさずけてくれた誰かさんもしくは何かを喜ばすことさえできたら、
それだけでその人生、充分オッケーな気がする。

まあもちろん、たくさんの人に価値あるものを見せられたらそれに越したことはないんだけどね。

とにかく素敵なライブでした。
またいつか聴かせてください。